シルヴァ・コシナは、三流映画プロデューサーのライモンド・カステッリと1960年頃から同棲し、1967年にはライモンド・カステッリの前妻との離婚が不成立のまま結婚をし、重婚罪に問われるスキャンダルを起こしています。そんな不甲斐ない男を1971年に捨てましたが、すぐにスタントマン上がりで10歳以上年下の、これまた三流俳優のロベルト・チアッパ"Roberto Chiappa"を愛人にしています。タイトルにした"Boy toy"とは、数あるヒモの俗語の中でも、「愛人としての若い男」を意味するのですが、若くて性欲旺盛な男にシルヴァ・コシナがその熟れた肉体を委ねていたことを想像すると複雑な心境になってしまう。
ちなみに、1970年頃のイタリアの雑誌でシルヴァ・コシナがインタビューに応えて、ライモンド・カステッリとの性生活について、「愛し合った後、すぐに寝息をたててしまう」と不満を述べていました。セクシー路線に転換し、ここまで「ぶっちゃけ発言」をしているのですが、シルヴァ・コシナが若いロベルト・チアッパを愛人にした理由がよくわかります。しかし、肉欲で結ばれた二人も、数年後には別れることになります。このあたりの事情はわかりませんが、日本の芸能界でもよくある、若いヒモと別れる大女優と同じような理由ではないかと想像されます。
写真からも、ロベルト・チアッパはいかにも肉体派といった風情ですが、俳優としては三流以下で、IMDBでは僅か3本の出演作品しか載っていません。そのうちの一本が、1971年制作の"African Story"で、シルヴァ・コシナと共演してます。ここで、シルヴァ・コシナは引っ掛かっちゃったんだろうなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=D3R0rRv6v7E&list=PLz2FHGxPcAlj1jbspo3hfWIUDlKj1wEIn
http://www.youtube.com/watch?v=aC9gyVeCAp0&feature=c4-overview-vl&list=PLz2FHGxPcAlhlobcx-uY95TgNJKJ3zJmR
http://www.youtube.com/watch?v=DYRHZX3m-bg&list=PLz2FHGxPcAlhlobcx-uY95TgNJKJ3zJmR